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台湾大学日本語研究
《台湾大学日本語研究》第47号についてのお知らせ

台湾大学日本語学科では現在、《台湾大学日本語研究》(本誌は科学技術部より2016~2020台湾人文学コアジャーナル第一級THCIに認定されています)第47号(2024年6月末の発行予定)の論文を募集中です。関連研究を行っている学者の皆様の応募をぜひお待ちしております。

47号への掲載を希望される方は、3/29(金)(消印有効)までに原稿をご提出ください。

原稿の様式や規則に関しては 投稿規則 投稿様式

をご参照くださいご不明な点がございましたらまでntujpstudies@gmail.comまでメールにてお問い合わせ下さい。なお、月曜日から金曜日の正午以降はお電話でもお問い合わせいただけます。

国立台湾大学ジャーナルへの論文掲載の承諾書

第四十六期(2023年12月)
曾秋桂 川端康成と村上春樹の描いた「超時空の主題」ー『掌の小説』「不死」と『街とその不確かな壁』を比較してー
洪瑟君 金子光晴の児童文学作品研究ー『婦人子供報知』に発表されたさくー
林欣慧 陽明文庫本『源氏物語』の書写方針と異同の成因ー夕顔巻における女性人物の待遇表現を中心にー
吳勤文 夏目漱石の写生文論の基底ー暁斎の受容を中心にー
洪心怡 台湾の日本語学習者における長/短母音の音声実現
第四十五期(2023年06月)
賴振南 『うつほ物語』における歴史的叙述の痕跡ー「俊蔭」巻を中心にー
曾秋桂 多和田洋子『太陽諸島』の一考察ーSDGsに向けた日本文学研究を視座にー
齋藤正志 川上弘美『水声』における〈夜に鳴く鳥〉の多義的解釈
孫愛維 新型コロナの感染拡大下における交換留学生の支援ニーズーインタビューに基づくデータからー
陳昭心 譲歩の「さえ~ば」」と非譲歩の「だけ~ば」
林蔚榕 テキストマイニングを用いたプロフェッショナリズム要素の分析ープロが思う「プロフェッショナルとは」を事例としてー
第四十四期(2022年12月)
范淑文 『三四郎』『それから』の関連性ー「貸借関係」の視座よりー
林淑丹 『浮世の画家』の境界ー文化の「沖積」と変奏ー
黄如萍 〈逸脱〉としての村上春樹「品川猿の告白」論
中村祥子 「台湾歌壇」詠歌に見る日本文学・文化の受容ー2015年以降の「台湾歌壇」台湾人会員の詠歌を対象にー
龜田俊和 鎌倉~南北朝期の彦部氏の動向と、同氏の武家名門への敬意~
第四十三期(2022年06月)
簡中昊 大鹿卓研究ー戦前昭和期のモダニズム文学を視座にー
吳勤文 I Am a Catにおける「翻訳の不可能性」:主体性・ジャンル・芸術・文章規範・宗教に関する考察
林立萍 形容詞から日本話語彙を考えるー基本度・品詞構成比・意味分野別を手掛かりにー
陳昭心 「名詞+だけだ」から見た「量」と「質」の絡み合いー日中対照的視点を含めてー
陳嬿如 日本語母語話者による三人称代名詞の使用傾向と容認度についてー性別に関する情報の有無から分析してー
第四十二期(2021年12月)
賴振南 『うつほ物語』における俊蔭の娘の人物造型ー「天人」格、「国母」格の理想的な女性像ー
楊琇媚 庄野潤三「プールサイド小景」論ー作品におけるジェンダーの非対称性に着目してー
洪心怡 台湾の日本語学習者における長/短母音の聴覚弁別ー音節位置、アクセント型、半母音の有無による影響ー
陳文敏 上級日本語聴解授業で活用したKahoot!に対する受講生の意見
伊藤佳代 センス・オブ・プレイスの育成を目指した言語文化通識課程の教学実践:USRプロジェクト台日連結の実践フィールドを例に
第四十一期(2021年06月)
林淑丹 浮遊する記憶の深淵ーカズオ・イシグロ『遠い山なみの光』
曾秋桂 グローバル時代のエコフェミニズムの視点から読む多和田洋子の『星に仄めかされて』ー「神の子どもたちはみんな踊る」の意味をめぐってー
徐佩伶、菊島和紀 「と」名詞句等位節における「と」の重複形の統語的特徴
林蔚榕 日本文化理解教育のための「おもてなし」に関するー考察ーマンガを素材とした可視化の試みー
第四十期(2020年12月)
黄如萍 日影丈吉「ねずみ」論ー台湾という〈空間〉ー
鄭家瑜 『日本書紀』における「斉明紀」の記述方法ー「大規模土木工事」と「怪異事件」を中心に
林欣慧 麦生本系統『源氏物語』須磨巻の本文ー異文の依拠する資料からその生成背景を見るー
陳昭心 「さえ~ば」と「~ば」の違いについてーどのように「最低条件」を表すのかー
第三十九期(2020年6月)
賴振南 『うつほ物語』における理想的な男性像ー八面玲瓏な仲忠の人物造型ー
曾秋桂 グローバル時代のエコフェミニズムの視点から読む多和田葉子『地球にちりばめられて』ー国境無き新しい夢を育むことへの示唆ー
范淑文 村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』にみる暴力ー「アイロンのある風景」と「タイランド」を中心にー
武知正晃 近年の国学研究の再検討ー「国民国家論」理解の視点からー
落合由治 日本語関係人文系研究の質的研究におけるテキストマイニング手法の応用と課題
服部美貴 日本育ちの日台「ハーフ」の進路選択課程
第三十八期(2019年12月)
賴振南 『うつほ物語』の音楽による友情共同体
張文薰 「異国情緒」から「文人意識」へー佐藤春夫における「支那趣味」についてー
林欣慧 麦生本系統『源氏物語』の校訂姿勢ー初音巻と胡蝶巻における玉鬘に関する描写からー
林慧君 漱石作品の外来語表記に関する一考察ー〈ランプ〉を中心にー
簡曉花 明治武士道に関する一考察ー『現代大家武士道叢論』と浮田和民における武士道
第三十七期(2019年6月)
曾秋桂 エコフェミニズムの視点から読む村田沙耶香の『コンビニ人間』ー学習型の人工知能AI的主人公の誕生についてー
林淑丹 抵抗のかたちーー久生十蘭『母子像』
王憶雲 岩野泡鳴『断橋』の「附録」についての考察ーテクストの生成過程に着目してー
陳萱 日影丈吉の植民地台湾経験ーー推理小説『内部の真実』における台湾表象
何資宜 太宰治「駈込み訴へ」試論ーその創作手法から見る作者の創造と読者の想像ー
落合由治 マルチモーダル領域における日本語研究の未来展望ーAI自然言語処理研究への接続の観点からー
第三十六期(2018年12月)
賴振南 『宇津保物語』の琴所形成における共同体
范淑文 文学作品における飲食文化ー夏目漱石と村上春樹が反映する「時代性」から「白馬」を例にー
黃翠娥 野上彌生子の台湾観についてー「台湾」を中心にー
鄭家瑜 日本上代文献における異類女房説話のモチーフと特徴ー豊玉毘亮・肥長比亮を中心にー
林長河 ビジネス日本語教育における非言語伝達のシラバスービジネスマナーを中心にー
孫愛維 明示的訂正フィードバックが非現場指示の習得に与える影響ー直接訂正とメタ言語的訂正の比較ー
黑田秀教 懐徳堂に見る華夷論の超剋ー中井履軒『弁妄』を手掛かりとしてー
第三十五期(2018年6月)
蔡宜靜 小説創作題材の源と異国旅行実践との関連ー井上靖、松本清張と司馬遼太郎の三者間の比較ー
廖秀娟 真杉静枝「リオン・ハヨンの谿」「ことづけ」論ー白百合を手がかりとしてー
林欣慧 『源氏物語』の異文ー麦生本、中京大本および阿里莫本系統を中心にー
古賀悠太郎 二・三人称の間の視点ハイアラーキーについてーー「てやる/てくれる」文の場合ーー
林慧君 造語成分的な省略形外来語形態素に関してー生産性の低い要素を中心にー
藤井倫明 「身学」としての日本儒学ーー山崎闇斎の「敬」説と太宰春台の「礼」説を中心に
龜田俊和 近代彦部家の家史編纂事業
第三十四期(2017年12月)
賴振南 日本平安朝物語文学における衣装の役割ーーその視・聴・嗅覚的審美観についてーー
陳美瑤 「性的人間」の語る欲望ー桐野夏生『残虐記』と『グロテスク』を手がかりにー
范淑文 川端文学と絵画の交響ーー「白馬」を例として
洪瑟君 金子光晴の南洋放浪体験ーー『マレー蘭印紀行』を中心に
林立萍 登場人物から見た日本昔話語彙の特徴ー『赤い鳥』の童話を手掛かりにー
服部美貴 台湾における日本語継承活動の現状と課題
楊素霞 原敬の内地延長主義とその実現ー台湾と樺太の植民地統治機構の構築ー
黃美惠 日本統治初期における在台日本人の社会秩序の形成ーー地域自治組織の結成を中心に
第三十三期(2017年6月)
陳美瑤 女性ハードボイルド小説における性と暴力ー桐野夏生『OUT』を中心にー
王憶雲 「問題文芸」と早稲田派ー自然主義との関係を通してー
齋藤正志 「竹」の「斎宮」と「月」の「皇女」ー『大和物語』の『竹取物語』引用ー
楊錦昌 『平家物語』における〈うた〉と〈物語〉のはざまー巻ー「鹿谷」を中心にしてー
黃翠娥 徳富蘇峰の眼差しと台湾の記憶ー『臺灣遊記』をめぐってー
何資宜 太宰治「清貧譚」試論ー登場人物の改変と同時代東亜情勢との接点に触れつつー
林慧君 日本語の外来語形態素「-コン」について
黑田秀教 尽くは書を信ぜざる儒者ー中井履軒の経書観ー
第三十二期(2016年12月)
曹景惠 鎌倉.南北朝期における『仏法大明録』の受容
賴振南 視覚的審美観から聴覚的、嗅覚的審美観への発達──平安朝初.中期の作り物語を中心に──
鄭家瑜 日本上代文献における蛇婿入説話のモチーフと特徴
坂元小織 水村美苗『続明暗』から『母の遺産』への軌跡──「遺産.贈与」としての「日本近代文学」
范淑文 川端文学中における絵画の働きーー「夕映少女」・「月下美人」を例にして
林長河 日本文学関連アニメ.マンガの日本語授業への利用-台湾の日本語教育への活用を目指して-
中村香苗 フィッシュボウル式訓練による議論スキル習得-日本語L1-L2話者間のディスカッションから-
楊素霞 日本型先住民族政策としてのアイヌ施策推進法の意義
田世民 脇蘭室の思想ー聖賢から学ぶ修己治人の道ー
第三十一期(2016年6月)
河尻和也 都市、旧慣、犯罪「龍山寺の曹老人」シリーズ
楊錦昌 『平家物語』に見る「歌物語的」様式の一考察
洪瑟君 高見順の南洋作品探究ーー『高見順日記』との比較の中心に(Ⅱ)ーー
孫愛維 授受補助動詞の習得における暗示的訂正フィードバックの効果ーリキャストとプロントの比較ー
黃美惠 帝国日本の「外地」地方行政と政治的統合ー台湾領有初期の「郡区町村」編制の歴史的過程をめぐって
簡曉花 明治30-40年代における武士道論に関する一考察ー伝統思想への反省を中心にー
永井隆之 村の由緒形成と山伏
第三十期(2015年12月)
陳明姿 『今昔物語集』における犬説話と古代中国文学
范淑文 藤村の『エトランゼエ』に眠る絵画ーシャヴァンヌ作「貧しき漁夫」のメカニズムー
横路啓子 佐藤春夫「霧社」論ー台湾原住民の二つの視点に対してー
石川隆男 『風の歌を聴け』に見る両義性ーデタッチメントとコミットメントー
盧錦姬.溫雅珺.王福順 台湾における日本語教師の教師効力感と教授行為ー大学の日本語教師を中心としてー
青山大介 松本豊多『四書辦妄』による服部宇之吉批判ー『漢文大系・四書』に見える安井息軒の政治思想ー

台大日本語文研究第30期版權頁勘誤

由於印刷廠將30期版權頁誤植為29期之版權頁,造成編輯委員名單有誤,請參照附加檔修正,若有造成任何不便,敬請見諒。若有任何問題也請來信或來電連絡。

第二十九期(2015年6月)
陳明姿 日本文学における女性像ー上代と中古を中心にしてー
新間一美 『奥の細道』と能因の「数奇風雅」ー白河の関にてー
朱秋而 『中山詩文集』から見る琉球漢詩の一側面ー中国と日本の比較を通してー
河尻和也 通俗文芸と作者/読者の欲望ー『台湾鉄道』における福田昌夫の作品を中心としてー
林慧君 日本語の否定漢語接頭辞「不・無・非・未」ー外来語語基との結合を中心にー
林孟蓉 咸宜園における庶民教育のあり方についての一考察
第二十八期(2014年12月)
陳錦清 八代集羇旅歌に関する一考察 ー『新古今集』を中心にー
陳斐寧 「宣旨」という女房ー『源氏物語』の準拠と虚構ー
陳明姿 日中両国の古代文学における延伸退治譚ー『今昔物語集』と唐代伝奇を中心にー
范淑文 芥川龍之介の漢詩からその中国憧憬をみるー中国旅行前後の漢詩を中心にー
賴衍宏 芥川龍之介「鼻」材源論
洪瑟君 高見順の南洋作品探究ー『高見順日記』との比較を中心に(Ⅰ)ー
第二十七期(2014年6月)
賴振南 『竹取物語』と『宇津保物語』におけるアジア叙述
仁平道明 またその相違ふべし─高麗の看相人の話に関する解釋─
曹景惠 方丈記序章の一考察
倉本知明 国家の軛を離れた「日本語」教育は可能か?ー戦時期、井伏鱒二作品における言語表象を中心にー
林淑丹 もの憑き・夢魔の想像空間ー澁澤龍彦「狐媚記」「夢ちがえ」をめぐってー
服部美貴 台日国際児の日本語読書力に関する事例研究
深尾圓 接続助詞「けど」の用法についてー電話の会話コーパスを対象とした調査ー
林明煌 非日本語学科学生の信念、学習攻略と学習成果の相関性に関する研究─嘉義大学通識日本語学生を例に─
徐興慶 帝国日本の越境統治における歴史、思想政策の変遷ー台湾、朝鮮、満州国の日本語教育と「同化」「皇民化」を中心としてー
黑田秀教 日本古代における祖先祭祀の形成ー外来思想の影響と特色とー