Specialty Fields (Since 2022)

専門分野(2022年度から)

本学科では以下のような三つの専門プログラムの目標として以下の分野を提供しています:

  日本文学及び文化専門分野では、日本文学と文化の理解と鑑賞を通して、素養と独立的思考力を養い、日本の国情を理解し、国際的な広い視野をもつ専門人材の育成を目標としています。本カリキュラムは文学、文化の概論及び文学作品の鑑賞に重点を置いて設計されており、以下がのコース開設されています:概論科目「日本文化上、下」、「日本文学史上、下」、基礎文学作品の鑑賞科目「日本文学名作選読下」及び文学作品ゼミ科目「日本近現代文学選読上」、「日本古典文学選読上」、合計5科目13単位です。コース内容は日本古典から近代までの文学及び文化を網羅しており、日本文学と文化を総合的に学ぶことができます。単位数は以下の表の通りです。
コース名単位数総合単位数
日本文化上213
日本文化下2
日本文学史上3
日本文学名作選読下2
日本近現代文学選読上2
日本古典文学選読上2

  まず、文学作品の基本的な分析方法を学んだあと、「日本近現代文学選読上」コースを通して、日本語の口語と文学表現、文体の差異について理解し、日本語の細かい表現や婉曲などの独特な表現を学ぶとともに、日本近現代文学作家と中国文学作家または台湾文学作家の交流及び相互影響について理解を深めます。また、コース内では本文の分析やグループディスカッションを通して、問題点を見つけ出し、分析力を養うと共に、チームワークを強化します。

  そして、学生の古典文学作品の読解能力を高めるため、「日本古典文学選読上」科目を開設し、文字表記の方式や品詞の種類の確認をはじめとし、古典文法の学習を行い、古典文学作品の読解と日本古典文学の美を分析します。

Level 1 概論基礎科目

●日本文化 上、下

日本古代から近代への歴史の変遷及び社会文化の脈絡を学習します。

Level 2 概論上級科目

●日本文学史上

日本近現代文学の発展と歴史、日本文学の特色と重要な文学思想を学び、日本文学の基礎知識を養い、日本文学研究の基礎を確立します。

Level 3 基礎文学作品の鑑賞科目

●日本文学名作選読下

文学作家の生い立ちや時代背景及び実際の作品本文を読解・分析する手順などを理解し、各流派の作家による作品の鑑賞方法を学びます。

Level 4 文学作品ゼミ科目

●日本近現代文学選読上

日本語の口語と文学表現、文体の差異について理解し、日本語の細かい表現や婉曲などの独特な表現を学ぶとともに、日本近現代文学作家と中国文学作家または台湾文学作家の交流及び相互影響について理解を深めます。また、コース内では本文の分析やグループディスカッションを通して、問題点を見つけ出し、分析力を養うと共に、チームワークを強化します。

●日本古典文学選読上

文字表記の方式や品詞の種類の確認をはじめとし、古典文法の学習を行い、古典文学作品の読解と日本古典文学の美を分析します。

予想される学習効果:

  日本文学及び文化専門分野カリキュラムの目的は、学生の日本文学及び文化に関する理論や専門知識の習得、またコース内での本文読解・分析学習課程を通して、文学作品よ当時の歴史・社会・文化思想背景の関連性を理解し、そこから当時の社会現象を考察し、日本文化の真髄の探索、そしてコース内でのグループディスカッションの相互刺激とプレゼンテーションによって、様々な視点から物事を観察し、理解することを学び、分析・思考力及び広い視野を養うことにあります。

  学生は本カリキュラムを修了したのち、卒業後は日本文学、文化または日中・日台文学比較などの学術研究方面への発展、あるいは文学教育コミュニケーション、文学創作・編集などの実務に携わることができます。このような体系的なカリキュラムと専門学習により、学生は日本社会文化の脈絡と動態を理解し、社会進出する前の準備として、日本に対する理解を深め、将来の学術研究や就職現場にてその知識と専門性を活かすことができます。

  日本語言語・教育学専門分野では、日本語言語学研究の分析をもって日本語教育学に応用実践ができる人材の育成を目標としています。本カリキュラムでは日本語言語理論の学習及び言語教育を主軸とし、以下のコースが開設されています:言語基礎科目「日本語語法下」、言語理論科目「日本語言語学概論上、下」及び教育理論科目「日本語教育学概論」、教育学実務科目「日本語教育設計と実践」、「応用日本語と口語表現」、合計5科目13単位です。単位数は以下の表のとおりです。
コース名単位数総合単位数
日本語語法下313
日本語言語学概論上2
日本語言語学概論下2
日本語教育学概論2
日本語教育設計と実践2
応用日本語と口頭表現2

  まず言語基礎理論科目として、「日本語語法下」を選択し、日本語の語彙及び構文等の概念を総合的に学び、生徒の日本語基礎文法の枠組みを養い、日本語使用における正確性の向上を目指します。

  次に理論科目では、「日本語言語学概論上、下」及び「日本語教育学概論」の二科目を提供しています。「日本語言語学概論上、下」は日本語言語学研究の基礎となる理論科目として、言語の本質や関連した基礎理論を学び、基礎言語の論理概念を強化し、日本語言語分析研究及び日本語教育の運用能力を養います。

  日本語言語学理論基礎を学んだ後、教育理論科目の「日本語教育学概論」を履修し、日本語教育学の発展の歴史や、背景知識及び理論的枠組みを学ぶことができます。また、実務科目である「日本語教育設計と実践」では、外国語教育の様々な方法や、教材の運用や評価テストの設計などを学び、クラス内で実践を行います。また、学生の日本語による手紙の書き方、内容の組み立て方、口頭表現、プレゼンテーション能力を高めるために、「応用日本語と口頭表現」の実践科目を開設し、学術研究発表や職場での日本語作文や会話に応用できるようにコース設計されています。

Level 1 言語基礎科目

●日本語語法下

日本語の語彙及び構文等の概念を総合的に学び、学生の日本語基礎文法の枠組みを養い、日本語使用における正確性の向上を目指します。

Level 2 言語理論科目

●日本語言語学概論上、下

日本語言語の音声・音韻、文字、語彙、文法、語用論、社会言語学等の言語の本質に関する基礎理論及び基礎言語のロジック概念を強化し、日本語言語分析研究の能力及び日本語教育の運用能力を高めます。

Level 3 教育理論科目

●日本語教育学概論

日本語教育学の発展の歴史、背景知識及び理論的枠組みを学習します。

Level 4 実務応用科目

●日本語教育の設計と実践

外国語教育の様々な方法や、教材の運用や評価テストの設計などを学び、クラス内で実践を行い、理論と実践応用の結びつきを強化します。

●応用日本語と口頭表現

日本語による手紙の書き方、内容の組み立て方、口頭表現、プレゼンテーション能力を高め、学術研究発表や職場での日本語作文や会話への応用をもたらします。

予想される学習効果:

  日本語言語・教育学専門分野カリキュラムの目的は、学生の日本語言語学及び教育学に関する理論と専門知識を学習し、「日本語教育の設計と実践」及び「応用日本語と口頭表現」等の実践科目による理論と実践の結び付けを通して、学生が多様で複雑な言語環境の中でも応用学習し、習得した知識の具体的な実践運用に移行していくことで、探求発見・思考分析及び問題解決能力の向上することにあります。

  学生は本カリキュラムを修了したのち、卒業後は日本語言語学・日本語教育学に関する学術研究方面への発展、日本語教育への従事、職場での日本語コミュニケーションによる実務などに携わることができます。このような体系的なカリキュラムと専門的な学習により、学生は、将来の学術研究領域や日本語教育等の実務現場にて、その知識と専門性を発揮することができます。

  日本語翻訳専門分野カリキュラムは、日本語の翻訳能力、日本の国情の理解及び国際的な広い視野を持つ多言語人材の育成を目標としています。本カリキュラムは翻訳、通訳等の実務訓練科目を主軸とし、学生の日本語能力を深め、翻訳知識の習得をもって様々な領域での翻訳実務上の運用を可能にするため、以下のコースが開設されています:日本語翻訳基礎科目「日本語翻訳一上、下」、日本語翻訳上級科目「日本語翻訳二上、下」、日本語翻訳実践科目「日本語通訳一、二」、日本語翻訳応用科目「日英翻訳一」等の七科目、合計14単位です。単位数は以下の表の通りです。
コース名単位数総合単位数
日本語翻訳一上214
日本語翻訳一下2
日本語翻訳二上2
日本語翻訳二下2
日本語通訳一2
日本語通訳二2
日英翻訳一2

  日本語翻訳基礎科目「日本語翻訳一上、下」は日本語から中国語への筆記翻訳の練習を主にし、童話や物語、新聞雑誌などの短文、文学作品等の様々なテキストの翻訳を通して、日本語の文型や日本語特有の表現の翻訳方法を学習します。学生の日本語文章理解の正確性を高め、日本語の言語特性・日中両言語の表現や文化の差異への理解を深め、日本語翻訳における基礎能力を養います。

  日本語翻訳上級科目「日本語翻訳二上、下」は中国語から日本語への筆記翻訳の練習を主とし、新聞や雑誌の短文、エッセイ等の様々な中日対訳教材の翻訳を通して、日本語の正確な表現方法を学習し、学生の専門的な中日翻訳能力を養います。

  日本語翻訳実践科目「日本語通訳一」は日中の逐次通訳や同時通訳のスキルを使用して、講演会や宴会スピーチなどの情況によった文字原稿と動画に合わせて実際に反復練習し、実践力を養います。

  日本語翻訳実践科目「日本語通訳二」は短文、会議でのスピーチや様々な社会問題を取り上げた動画などを教材とし、専門の通訳教室を利用して学生の逐次通訳及び同時通訳の実践的な練習を行います。

  日本語翻訳応用科目「日英翻訳一」は本学科の翻訳科目の特色の一つで、英語から日本語への筆記翻訳の練習を主とし、授業を通して学生の英語・日本語の運用能力を強化し、日英両言語の表現や文化の差異を理解を深めることで、国際的な多言語翻訳人材を育成し、将来の職場や学術研究等の領域での運用を可能にします。

Level 1 日本語翻訳基礎科目

●日本語翻訳一上、下

日本語から中国語への筆記翻訳の練習を主にし、様々なテキストの翻訳を通して、日本語の文型や日本語特有の表現の翻訳方法を学習し、学生の日本語文章理解の正確性を高め、日本語の言語特性・日中両言語の表現や文化の差異への理解を深め、日本語翻訳における基礎能力を養います。

Level 2 日本語翻訳上級科目

●日本語翻訳二上、下

中国語から日本語への筆記翻訳の練習を主とし、様々な中日対訳教材の翻訳を通して、日本語の正確な表現方法を学習し、学生の日本語の言語特性・日中両言語の表現や文化の差異への理解を深め、専門的な中日翻訳能力を養います。

Level 3 日本語翻訳実践科目

●日本語通訳一

日中の逐次通訳や同時通訳のスキルを使用して、講演会や宴会スピーチなどの情況によった文字原稿と動画に合わせて実際に反復練習し、実践力を養います。

Level 4 日本語翻訳実践科目

●日本語通訳二

短文、会議でのスピーチや様々な社会問題を取り上げた動画などを教材とし、専門の通訳教室を利用して学生の逐次通訳及び同時通訳の実践的な練習を行います。

●日英翻訳一

英語から日本語への筆記翻訳の練習を主とし、授業を通して学生の英語・日本語の運用能力を強化し、日英両言語の表現や文化の差異を理解を深めることで、国際的な多言語翻訳人材を育成します。

予想される学習効果:

  日本語翻訳専門分野カリキュラムの目的は、「翻訳」及び「通訳」等の実践練習科目を通して、学生の日本語能力を高め、翻訳の専門的な知識を習得するとともに、翻訳訓練を通して、異言語間でのやり取りの可能性を最大限高め、言語と文化の密接な関係を体感し、日中両言語間の環境及び文化の差異を理解し、日本をよく知り、広い国際視野をもった多言語人材を育成することにあります。

  学生は本カリキュラムを修了し、日本語翻訳の専門的な知識と能力を習得したのち、卒業後は進学か就職かに関わらず、社会の様々な領域において文化交流と知識の普及に貢献することができます。